第2回エコライフチャレンジセミナー開催 @ A B C 《6月19日》
「新しい豊かさ」を求めて
---中山美保さんのチャレンジストーリー
参加した中山美保さんから感想文が寄せられましたのでご紹介します。
エコライフチャレンジセミナーに参加して
常盤町石取祭保存会・会員
K&M(フェフリーすずか登録団体)共同代表 中山美保
笑顔に惹かれて
★いつだったか、CNS(ケーブルネット鈴鹿)の「チョット言わせてDX」を見ていたらChallenge Seminer」の紹介をしていました。杉本のぶちゃんとは、出会って14年くらいになるのですが、いつも驚かされています。最後に「待ってま〜す」と手をふってくださっていて、その時のおふたりの顔があんまり楽しそうだったので、セミナーに参加してみようかなあと思いはじめました。
CNSで広報してくださったこと、今、とても感謝しています。杉本さんと片山さんの笑顔のおかげで、私は鈴鹿カルチャーステーションに初めて行くことができたからです。
ここはスウェーデンみたい!
★5月22日のセミナーはもっとびっくりしました。「内藤正明」という先生が、めちゃくちゃおもしろい先生だったからです。本当に京都大学名誉教授なのかと思えるくらい人間味あふれるお話で、そんなことまで、言っちゃってもいいのかとハラハラする時もありました。
それから「サイエンズカフェ」という試みもわくわくしました。「幸せの経済学」という映画を見た後、私がオレンジジュースを持って座ったテーブルには、市議会議員も県議会議員も参加されていました。スウェーデンでは、性別や年齢に関係なくワンコインで国民が議員とランチやコーヒータイムをして、政治を語りあっているそうですが、ここは鈴鹿なのにスウェーデンみたいだと思いました。
「日・独・伊」脱原発同盟を!
★6月19日のセミナーでは、「日本人を見直す」のテーブルに座りました。県外から参加されている人たちもいたので、また、びっくりしました。私は、いっぱいいっぱいおしゃべりしてしまいました。(傾聴ボランティア講座に通いはじめたというのにです)
ドイツやイタリアが脱原発の方向性を表明して世界へ発信しているというのに、日本は…という思いがありました。日独伊の軍事同盟ではなく、今こそ日独伊脱原発同盟が結べたらどんなにいいだろうと思っていたからです。日本は国民投票ってできるのかなあ、ここに国会議員がいてくだだったらと思いました。
★ある地方紙の記者が、「いま必要なことは、被災地民以外は、自分に課せられた毎日の課題を、忠実に誠実にこなすことしかない。」「各自が、自分の立ち位置で、ささやかながら自分のできることや職務を果たすことが、結局は被災地の支援につながる。そのことを忘れて、浮足だたないことが、日本人としての誇りだ。」と書いていました。私は2回のセミナーに参加してから、「自分の立ち位置で、ささやかながら自分のできること」を考えました。
わが身を振り返ると
★「臭うところに我あり」の浅利美鈴先生のお話の中にあった1段も階段をのぼっていない人たちを思い出しました。私もそのひとりでした。私の日常生活を振り返ってみれば、毎日、お父さんと娘からおこられていました。「お母さん、トイレの電気、つけっぱなしやに」「お母さん、階段の電気、ついとるよ。消してから座って」「お母さん、いいかげんにして!何度言ったら電気を消せるの。
本当に被災地の人たちのこと、考えとるの」「脱原発の集会(今こそ脱原発!STOP!中電浜岡原発 4.16三重集会)に参加しとっても、家の電気、消せやんでは、話にならんわ」書き出していても、ため息が出ます。私はお父さんと娘からおこられない日を増やさなければなりません。
「新しい豊かさ」のモデルを
★内藤正明先生の「持続可能社会」という本をめくってみると、「新しい豊かさ社会を子どもたちに」と書かれていました。「あっ」と思いました!
鈴木英敬知事が浮かんできたのです。平成23年第2回三重県議会定例会の知事提案説明の5ページには、こんなふうに書かれています。
「三重県が果たすべきもう一つの役割は、これからの時代に必要な『新しい豊かさ』のモデルを示すことです。成熟社会における国や地域のあり方として、GDP(国内総生産)などの経済的尺度だけでは表すことのできない『新しい豊かさ』を掲げ、経済成長に代わる地域経営のモデルを示すことが求められています。
三重県には、豊かな自然やその恵み、自然と共生してきた地域の文化、或いはまた、そうした恵みに感謝し文化を継承してきた人々の絆など、さまざまな資源や魅力があります。恵まれた資源を生かして、人と人とのつながりや自然とのふれあいの中で幸福を感じるような地域社会の姿、「新しい豊かさ」のモデルを示していきたいと考えています。」
私よりずっと年下の三重県知事は、すでに「新しい豊かさ」について考えはじめていました。
★杉本信之さんは、被災地へ行って「こっちが勇気をもらった」と報告していました。私も多くの人と縁(えにし)に感謝しながら、ローカリゼーションとは何なのか、勉強していきたいと思っています。2011年(平成23年)7月7日
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