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第1回エコライフ
チャレンジセミナー



第2回の様子
@講演会編
Aワールドカフェ編
Bみんなの感想編
C寄稿文

第3回の予定

ワールド・カフェとは
“カフェ”にいるようなリ
ラックスした雰囲気の
なか、参加者が少人
数に分かれたテーブ
ルで自由に対話を行
い、ときどき他のテー
ブルとメンバーをシャ
ッフルしながら話し合
いを発展させていくこ
と。相互理解を深め、
集合知を創出していく
組織開発の手法です。


見直そう!ゴミ・食卓・リスク・ご近所・日本人 

ワールド・カフェ 一人ひとりが主役に


第2回エコライフチャレンジセミナー開催
 @ A B
 C 
《6月19日》




コミュニティーカフェに会場を移し、それぞれの考えたいテーマ毎に別れてテーブルについた。既に戦闘モード(否失礼!こう言いたくなるほど皆積極的でした)になっていた参加者たちの熱いトークが始まった。

第一ラウンドが終了するとテーマごとに発表の場がもたれた。その一端を紹介する。



ゴミや下水を見直す――

「ゴミを燃やし最後に灰になってからの処分に問題がある。自宅の裏庭に捨てるのは嫌だという点。生ゴミについてはコンポストを使うことで、量が減り、処理費用も減る。下水処理は公共下水を利用するか合併浄化槽にするかという選択出来ないことが問題だ」



幸せ感を見直す
――

「今までの幸せ感はどうだったか? 人に合わせていればいい、という自分に責任を持たないできた。目の前がキレイならそれでよいという清潔感。突き詰めて考えてこなかった。本当の幸せとは何か? 病気をして健康の幸せが分かるように、“足るを知る”こと。自分がどこで満足するか、それを知ることではないか」



日本人を見直す――

「日本人らしさとは何だろう? 万葉集の和歌の話が出たほど高度な話し合いになった(笑い)。私たちは自然の懐に抱かれた優しい気持ちを本来持っている。私の子どもの頃は恵まれず貧しかった。だから力ずくで勝ち取ろうという意識があり、安保闘争もあった。今は恵まれ過ぎてしまっている。最下層の人たちに目を向けることに欠けてしまったのではないか。こんな席で発表するにも遠慮してしまう。外国人の子どもらはとても積極的だ」



食卓を見直す
――

「今出来合いのものが蔓延している。味を知る喜びはあっても、作る喜びが失われている。梅干は昔家庭で作られていたが今はパックで買う方が早いし、そうなってしまっている。その理由として、人付き合いがなくなり伝統が失われていること。便利になり情報も増えているが、自分で体験して何か喜びを得るということが少ない。ある意味情報を失っているのではないか」



近所づきあいを見直す
――

「私は保険センターで働いている。お母さんたちの悩みを聞くことが非常に多い。マンションで子どもと1対1でいて、自分の子が正常なのか異常なのかが分からない。『子どもが泣いてて、何で泣いているのかが分からない』という質問がどんどん寄せられてくる。『便が柔らかい、どうしたらいいか?』とか。以前は、近所の人が『大丈夫だよ』と一言言ってくれたら済む話だった。それが大ごとになって、挙句の果ては虐待にまで繋がる事例がある。近所でちょっと聞けたら解決できるのに。おかげで仕事が忙しい(笑い)。

私は、施設だったところを借りて住んでいて、誰でも使ってよいスペースを提供している。昨日は、気仙沼の被災者を受け入れて一緒にバーベキューしたり、家に寄せられた支援物資を持っていってもらった。
今度は、被災した子どもの受け入れ申請を出している。それには、マンパワーが必要と思うので、みんなの力を寄せて、社会で子どもを育てていけたらと思う。興味のある方はいらしてください」(諌山)



リスクコミュニケーションを見直す
――

「放射能汚染の問題については、報道関係は慎重で、われわれに本当のところは伝わってこない。われわれは放射能のことを勉強する必要がある。放射能漏れがあったら、とにかくその場から離れること。難しい問題だ」

リスクコミュニケーションとは、企業が、消費者や地域住民、地域行政に対して様々なリスク情報を開示し、共有するためのコミュニケーション・広報活動をはかることを意味する。
原発に関しては、このようなリスクコミュニケーションがこれまでとられておらず、安全神話の上に成り立ってきた。このような幻想上のものは決して原発だけに限らないだろう。社会の様々な事例を見直す必要があると思われる。

続いて第2ラウンドへ。と思いきや残り10分ということで、テーブルのシャッフルはなくそのまま続けた。それでも終わらず、昼食を囲んで話し合いを続けたテーブルもあった。
ワールドカフェでは一人ひとりが主役となって意見の交流が出来た。そのことに意義を感じる。

鈴鹿エコライフ大作戦を展開しよう!

参加者から一つの提案があった。

「自分たちで何が出来るのか。鈴鹿エコライフ作戦(仮称)と銘打って実践してみるのはどうだろう? 
作戦1 グリーンカーテンを家に設置する。ゴーヤばかりだと見た目がつまらないので、朝顔とゴーヤを近所で交互に育ててみるとか。
作戦2 エアコン室外機を壁から30度傾ける。これは室外機の熱交換をよくして消費電力を20%削減する方法。
作戦3 生ゴミコンポストを家庭で行い、わが家の食卓を見直す。食品の消費削減にもつながるかも。
しかし、いいと分かっていてもなかなか出来ない。そこで、シール作戦を展開する。
1つチャレンジしたら玄関にシールを1枚貼る。2つやったら2枚。3つやると3枚貼って、更にゴールドプレートを付ける。あちこちの家にピカピカ光るプレートが貼られると鈴鹿に来た人たちから興味をもたれる。皆さんの啓発になると思う。市が助成してくれるといいな。悪質訪問販売お断りのシールを見かけるが、エコチャレンジゴールドシールの方がカッコいいと思い提案させて頂いた」(富田伸子)

遊び心でエコライフに挑戦という発想だ。面白いのは乗りやすい。是非実現に向けたい。 (記事:いわた)

>>参加者の感想と次の一歩


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