砂場で遊ぶ子のように夢中で演奏する姿が
“生命”の輝きを音に、声に響かせて…
《12月2日》 そのA >>その@
鈴鹿カルチャーステーション、エントランスホールで
「子ども文化の祭典」後半をお届けします。
今年は、ゲストコンサートとしてヴァイオリンの保位真菜美さんとアコーディオンのティトモンテさんの二人が招かれてデュオ演奏が行われました。
1曲目は、フィギアスケートの浅田真央ちゃんの演技曲でも有名な「チャルダッシュ」を演奏し、会場からの盛大な拍手で迎えられました。哀愁漂うゆったりとしたテンポと、軽快に飛び跳ねるようなアップテンポのある曲です。MCを入れながら、アコーディオンの名曲、クリスマスソングメドレーなど、息のピッタリ合った二人のつくり出す音色に酔いしれました。
アコーディオンの名曲『パリの空の下で』
クリスマスソングをメドレーで
ティトモンテさんが、子どものたちの演奏について語ります。
「後ろの席の方で前半の演奏を楽しませてもらいました。みんなが無我夢中になって演奏していて、まるで子どもが砂場で遊ぶような感じで音楽をやっていて、とても刺激を受けました」
二人の上演後、子どもたちの演奏について講評してもらいました。
保位さんからは「コンクールの審査員をするときは、辛口で有名なんですが…」と前置きして、「一生懸命練習して、とても楽しく演奏しているな、と思いました。嬉しいこと、悲しいこと、いろんな気持ちを音楽に、芸術に活かして、これからも楽しく音楽を続けていってもらえたらな、と思います」
ティトモンテさんからは、「 夢中になってやれているのが、一番いいなと思います。スポーツ選手が故障したりしますが、僕もそういう時の気持ちがよく分かるんです。僕も練習の仕方が悪くって。故障してしまうと気持ちが折れてしまったりするので。
練習も休ませることが大事です。リラックスすることも大事で、脱力したり、大事なところは意識を集中して音を出していくと長く楽しめます」
長くプレイする二人からのアドバイスでした。
和太鼓演奏
コンサートの最後は、てっらこや和太鼓塾「鈴っ子」による演奏で締められました。
新しいメンバーも加わっての発表で緊張感もあったようです。指導にあたている中島さんにコメントをもらいました。