0歳児から楽しんだ愉快な音楽会
ヴァイオリンとアコーディオンの演奏に
のびのびと自由に、踊りだしたり、歌いだしたり 《10月9日》
秋の3連休の中日10月9日、カルチャーステーションでは昨年に引き続き「0歳児から入れる愉快な音楽会」が開催されました。各地でイベント盛んな日にも関わらずたくさんの子どもたちが参加しました。演奏者は、ヴァイオリニストの保位真菜美さんとアコーディオン奏者のティトモンテさんのデュオコンサートです。
SCSの中島さんから紹介されると、皆さんの手拍子に迎えられ、『ドレミの歌』を演奏しながら二人のミュージシャンが入場。
軽快にかき鳴らすヴァイオリンとアコーディオンの響きに会場のムードは一気に盛り上がりました。
保位さんからは「お子さんが多少動き回っても、“静かにしなさい”は無しでお願いします。踊りだしり、歌いだしたりしたら自由にさせてください」と案内され、愉快な音楽会がスタート!
最初に楽器の紹介です。
アコーディオンという楽器がどのように出来ているか、蓋を外して中を見せてくれました。
ピアノの鍵盤がありますが、ハーモニカの仲間だそうです。空気を送って音が出る仕組みになっています。
右手でメロディーを弾くのに対して、左手で伴奏をします。たくさんある小さなボタンを押すとベースと和音が出ます。ベースと和音を組み合わせて、音を鳴らし始め…
右手でメロディを弾くと…、ドレミの歌が。
オーと感心したように会場から思わず拍手が出ました。
ティトモンテさんは、音と一緒に楽しさを醸し出しているようでした。
続いて、保位さんからヴァイオリンについてのお話です。
ヴァイオリンは木製で、中は空洞になっていて、 弦の振動が木の中に伝わり響いて音を出すという仕組みを解説してくれました。
そして問題です。
「弓は何から出来ていると思いますか? @牛のシッポ A馬のシッポ B豚のシッポ。さあどれでしょう? 知っている人は言わないでね」(「それって問題になってるの?」と横からティトモンテさんの突っ込みが入る)
会場の皆さんは2番の馬のシッポに一番手が挙がっていました。
弓のネジを緩めて、だらりとたれる弓を見せてくれます。
「さあ、何に見えるかな?」 答えは参加者の秘密にしておきますね。
さて、そんな楽器のお話を聞いたあとに、 ヴァイオリンの高音から低音までを使う曲目、アイルランド民謡の『ロンドンデリーの歌』が奏でられました。
次はリズム遊び。
アコーディオンのブンチャ、ブンチャに合わせて、最初は手拍子をとります。
大きく、小さく、もっと小さく、だんだん速く、大きく…
今度は足も加えて、ブンチャ、ブンチャ…
子どもも然ることながらお母さんたち大人もノリノリです。
「子どもたちのためのコンサートですが、これは大人のリズム遊びになってしまいました」
と保位さんのコメント。
秋の日にふさわしく、日本の歌を3曲、『小さい秋見つけた』『もみじ』『赤とんぼ』
心に沁みてきます。
子どもの集中力が切れた頃にまた趣向を変えて、今度は、フライパンやお鍋を持ち出して参加型の演奏会に。『オモチャのチャチャチャ』の曲に合わせて、フライパンやお鍋を叩きます。
続いて、子どもたちにもおなじみの曲を2つ演奏。
会場を走り回ってもお構いなし。
「最後の曲はフィギュアスケートの浅田真央さんが使われている曲で聞いたことがあると思います」と紹介され『チャルダッシュ』が。
アンコールにも応えてくれて、子どもたちも大喜びでした。
アンケートに次のような感想を寄せて頂いています。