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鈴鹿カルチャーステーションの
坂井和貴さん。


このコラムは、坂井さんが
個人的に書いているブログ
を 、本サイト管理者が、
勝手に拝借して掲載して
いるものです。

 

 

 日本人のふるさと観を探るC私的レポート   2月20日

今回は牛丸先生のカルチャーカフェ“日本人のふるさと観を探るC”

における、「教え子」の私的レポート。

<先生の心>

先日、SCSに大阪の女性から電話が掛かってきた。
「牛丸先生は、お元気かしら…」
それは、先生の教え子第1期生からの電話だった。
HPでふるさとシリーズも、ずっとチェックしているとのこと。

今日カフェが始まる前の打ち合わせの時に、先生が言うには
「その子の他にも、日本のあちこちでHP見とるらしいんだ。」
「そいつらが言うんだよ、先生は幸せだなあって。」
「オレもつくづくそう思うよ。一人で木曽に住んでる時はこんなわけにいかなかったもん。こっち来てからはさあ、こうやって講座までやれてるでな。入院してたって、次の講座のこと考えて準備してたら、何にも苦にならんじゃん。ホント幸せだと思うよ。」
「病院の先生にも頼んでるだ。今みたいに、半月入院しててもさ、こうやって月の何日かは普通に暮らせて、講座やれるような治療してくれって。強い薬やらで治療して、たとえ寿命が延びたとしてもさ寝てるだけじゃ、面白くねえもんな。」
(信州弁そのままなので、違和感ある人はゴメンナサイ!)

先生は、僕の目には心から嬉しさが滲み出ているように見えた。

<先生の人生に触れる>

てな訳で始まった第4回。今回は藤沢周平などの作品を採り上げ「ふるさとを捨てる」というテーマで、牛丸論を展開。見事なパフォーマンス。
毎回お馴染の脱線タイム?も含めて、内容は満載なので、一々書くのはパス。
先生が用意した「人生の並木道」他数曲、古賀政男メロディを聴きながら参加者は、各自のふるさとや原点を呼び覚まされているようだった。

(僕は学生の頃、半ば無理やり連れて行かれた古賀政男記念館での親父とのやり取りを思い出していた)

その後、参加者2名が自分の原点となるモノを披露。お父さんの残したふるさとへの思いを綴った曲が録音されているテープと、小倉百人一首の木札カルタ。夫々に、それに纏わる思い出を語ってくれた。

最後に先生の短いエッセイ「路地の入り口」を拝聴。
これは信越放送で10数年前に、ラジオ放送されたもの。
太平洋戦争の空襲で焼けてしまう前の、上松町(木曽福島の隣町)で過ごした先生の幼少の頃の話。多分、自分にとっては最初の記憶だと言っておられた。

当然のことだが、私は先生が大人になってからの姿しか知らない。
今日は、初めて牛丸少年の面影が頭の中に浮かんできた。
今まで触れたことのない、先生を一人の人たらしめた繊細な部分を僅かだが見た気がした。
牛丸仁という、その人の人生に出会ったような不思議さが残った。
それと、その人生を、益々もっと生かさずにはおられないような気持ちに駆られてしまった訳で・・・

<次回は・・・>

ふるさとシリーズはこれにて終了。
次回からは、“宮澤賢治”をやりますとのこと。シリーズで。
参加者からも拍手沸き起こった。
第1回は、「デクノボウ」についてやるとのこと。
新シリーズ、どんな展開になりますやら、乞うご期待。
もっと多くの人に聴いてもらいたい牛丸カフェ。
まあよくこれだけ研究したものだと呆れるくらいの探究心。
しかも自分の頭でこういうことじゃないか、ああいうこと
なんじゃないかと、一つの文学作品でも掘り下げる、掘り下げる・・・
だから、通り一遍の話じゃなくて面白い。

受け売りじゃないから、語り口調も“とれたて新鮮”。

皆さん、是非一度お越しください。
そうそう、HPご覧の教え子の皆さん、先生囲んでの同窓会は鈴鹿カルチャーステーションで!

CMも兼ねた、ホーント私的レポートでした。

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