今回のチラシ

野草・山菜を採って食べよう！
《循環共生パーティー主催　里山企画》！開催　《2015年3月29日》　



朝から桜が見る見る開き始めたここ鈴鹿。今日は「里山で遊ぼう！」の日です。ところがイベント開始の30分前から急に雨が…。あれれ〜、これは中止かな〜と問い合せてみると、準備はしているとのこと。とりあえず現地へ向かってみました。

雨が降ってはいたものの森に入ると、傘が要りません……　木立が大きな傘になって雨を凌いでくれています。中では、子どもたちがブランコなどで遊んでいました。





そして、目の前に屋台が…　これが今日のメインイベント「山菜を採って食べよう！」の
キッチン----特設　“天ぷら屋台”です。



中では、郡山さんが、天ぷらを揚げています。燃料は里山資源。



新しい案内板も立ちました。

●広場に集合♪



「雨が強くならないうちに企画を進めたいと思います」
鈴木さんのガイダンスでスタートします。
今日は、ベリーの苗植え、春の野草・山菜とり、そして天ぷらにして食べよう！というメニュー。



里山の“今”をちょと紹介。



昨年、竹ポットに植えたコナラの苗の先に新しい息吹が――萌芽です。



大きく育つと、こんな木になります。ここにはコナラが３本あり、そのドングリの実が1000個ほど落ちるそうです。1000個の実から３本ほどの大木に育つ確率なんだとか。
だから、竹ポットのコナラの苗は７割８割ほど育っているということで、大きく育っていくのが楽しみだというお話をしてくれました。

●ベリーの苗を植えよう♪



最初は、イエローベリー、ラズベリー、ブラックベリーの苗植えに、
里山の径を下っていきます。

　

苗木をもらって、嬉しそう！



穴を掘ってもらったところに、しっかり植えていきます。



お母さんも一緒に。

　





「僕たちも出来たよ〜」



お母さんがミミズをつかまえて、子どもたちに見せたり、
里山の径は、ワクワク、ドキドキがいっぱい。




●野草を採ろう♪



次は、春の野草を採ろう！です。



ここにあるのは、セリ、カラスノエンドウ、ヨモギ、タラの芽、シイタケ、タンポポ、つくし、タケノコです。これらを今日は天ぷらにして頂きました。



「タラの芽は、山菜の王様です」「ヨモギは手を切った時に傷を治してくれます」…
深田さんが、一つひとつ手にとって説明してくれました。

●つくしとタンポポとり♪



広場の土手で、つくしとタンポポとりをしました。





「タンポポの花は一つは残しておいてね。綿帽子になって種になって飛んでいくから」
そんな言葉をしっかり受けとっているようでした。





つくしの頭はハサミでチョッキン



見せ合いっこ

●さあ、調理！



とってきたつくしとタンポポを水洗いして、

　

小麦粉に絡ませて、熱い油に入れていきます。



「アツアツで美味しい！」
「タケノコが美味しい！」「人参が甘い」「すごーい、贅沢！」
頬張りながら、声が飛び交います。



初めての味はどう？





斜面にせり出した所に屋根付きテラス（？）があります。
見晴らしもよく、ここでみんなでお昼ごはんです。





お腹一杯になったところで、
「今日はどうだった？」と子どもたちに感想を聞いてみると―-
「ねえ、これ何になるの？」
「ＳＣＳのニュースに載るんだよ。パソコンとかスマホで見れるよ」
そう伝えると何か急に張り切って答えてくれました。
「つくしとりが楽しかった！」「ブランコが楽しかった！」
「苗植えは？」 「普通！」
「山菜の天ぷらは食べた？」 「やだー」…
初めて口にしたものもあったようです。

お母さんたちからは、
「雨の中、おうちにいるよりいいです。とても贅沢な体験です」

「今日はじめて参加しました。雨でも楽しめました。上の子はブランコに乗れて、雨でも遊べて喜んでいました。 食べたことのない野草を食べたり、タンポポも食べて、揚げたてで美味しかったです。また、これからも参加したいです」

　

雨の日の里山でしたが、とても贅沢な企画でした。
天ぷらで食べた山菜は、スタッフの方たちが事前に採ってくれたものです。
炊き込みご飯もとても美味しく頂きました。
“里山は自然の宝庫”なんてことを耳にしますが、
体験の味は、一生の宝物かもしれません。 （写真・記事：いわた）

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