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SCSを飛び出して初の作品展! 

 
白子サンズで開催中 《11月20日》  

11月17日から24日まで、鈴鹿カルチャーステーション絵画教室で描いた水彩画・日本画の作品展を市内白子ショッピングタウン「サンズ」2Fの展示場で開催しています。



11月17日、作品を持ち寄り展示作業を終えて、一段落。






一人ひとりに作品の趣きがちがい、その人の世界が現れているような展覧会となりました。そこで、少しでも、その人を感じてもらえたらと会場に作者のコメントも掲載しています。そのコメントをここに紹介します。

▼杉野敏明さん



「一つの題材を30枚以上描きたい」
 絵との出会いは、小学生の頃(55年前)、大学生の頃(47年前)、新入社員の頃(43年前)でした。そして定年退職後、1年前に水彩画を再開しました。もっと描きなさいと背中を押してくれましたのが、その他の趣味、ゴルフと演歌でした。
絵画は芸術でしょうが、楽しむためには身近な、自分の好きなものを描くのが一番です。好きな風景や人物は何枚描いてもあきがきません。ある友人が「一つの被写体は15枚は書かないと良い作品はできない。」と言ってくれました。
その言葉に励まされ、同じ人物、同じ風景をこれからも30枚以上は描き続けようと思います。来年もご縁がありましたら、ここでお目にかかりたいと思います。(杉野敏明)


▼川合和子さん



「その時代で輝いている人に惹かれて…」
 今まで水墨画をしてきました。墨だけの表現も好きですが、色彩の魅力にひかれて水彩画を始めました。でもこんなに色の表現が難しいとは知りませんでした。
その時代、時代で輝いている人に惹かれて描いています。
先生のお陰でやっとここまでこれました。ありがとうございます。(川合和子

▼山際節子さん

「沢山の収穫 ワクワク気分で」
芋     初めて作ったさつま芋 びっくりするほど大きな芋が
      つながって、思わず「ワァ」と声を上げてしまった。
      沢山の収穫 ワクワク気分でした。

椿の実 散歩道で見つけたつばきの実。いくつもの丸い
      実が「パチ」と弾け、中から黒い種をのぞかせた。
      なんともいえない面白さに心がとまった。

びわ   たわわに実るびわ。子供の頃、木に登り兄姉で取り
     合ったなつかしい想いが浮かんできます。

くり    秋も深まった里の山へ栗拾いに行った。一枝もらって帰
     り、栗を描いたのです。口を開いたイガ栗のイガと殻と
     のバランスが難しかった。色も薄いので塗り直す。(山際節子)

▼小阪千尋さん

「細かく観察し、リアルに」
 身近にある四季折々の花を好んで描いています。
 たまには、お野菜だったり果物だったりもします。
 今は、細かく観察し出来るだけリアルに描けるように日々、練習中です。
 また将来的には抽象的な背景も取り入れ描けるようになるのが今の目標です。(小阪千尋)

▼杉田鈴子さん  



「野や山に咲く可憐な花を描きたい」
 花が好きで日ごろから花の絵をよく描きます。
 どんな花も好きですが、庭でひっそりと咲く小さな花や、野や山に咲く可憐な花を描きたいと思っています。
 「壮麗」は以前から描きたいと思っていた泰山木を描いたものです。泰山木の花は白くて大きくて存在感があります。
 写生に行ったときに、雨上がりで木々の間から陽の光が差し込んできたその瞬間、光に映えた白い花が目に焼き付きました。その光と幹の太さと白い花をうまく表現できたらいいなと思い、この作品となりました。 (杉田鈴子)

▼村上節子さん



「花の命は 短く、何とも切ない」
 蓮の花は泥の中で、美しい花を咲かせながらも、花の命は
短く、何とも切ない植物で、心を和まされます。
水田一面に咲いている大輪の花が私の目に留まり感動し、
一度描いてみたいなぁと思って描きました。
生花は枯れてしまうので、絵に描いて残して置きたいと思います。(村上節子)

▼江藤克司さん



「心に映った一枚の水彩画」
水彩画に、もっと真正面から向き合おうと決めてから、なぜか風景が違って見えてきた。何気なく見えていた物・風景が角度を変えてみるだけで、素晴らしいものへと変わる。
その場面を目を閉じて頭の中で描いてみる。
おもしろい。心に映った一枚の水彩画。
どこにでもあるのが、実にいい。そんな私の絵。 (江藤克司)

▼船田武さん



「スケッチとわたし」
 画用紙に向う時、何故か早く描こうとします。が、少し経つとなるべく細かく描きたいと変わってしまうのです。
 時間もそれなりにかかってしまう、その中間の集中がたまらなく好きです。写生で最初うろうろしたり、やがてここにしょうと椅子に座る。で、景色なのか何を見てるのか不思議に思うことがあります。ある意味そんな連続です。非常にめんどくさいの押しくらべみたいです。
 その中であのところはどうなっているのだろう?
 と、純にかえるみたいな気持が起きて、歩きだして見入る。
 へ〜面白いな〜と、そんな場面の出会いもあります。
 写生後の岩田先生との話しや、互いに思ったことの交換話しが最高に楽しいのです。それは、互いの絵を語るまで至る自由さが嬉しい身に入るアドバイスで、時には家に帰って新しい気持ちで昼に描いた絵にひと筆入れるだけでも僕の中では見違える絵だと勝手に見えてしまうのです。( 船田 武)

▼岩田隆さん





「心の世界を映し出す自然の情景」
 自然が見せてくれる現象や造形は、何とも言えず心奪われてしまいます。朝焼け空、夕映え雲、木立の枝、ゆれる木漏れ日、新緑に光る山、燃えるような紅葉、風に揺れる草花… それらは心の世界を逆に映し出している姿かもしれません。
 人の心の世界は、形には見えませんが、広く深く宇宙のように果てしなく思います。過去も現在も未来も同時にあるような… 人と人との間に通い合うもの… 男女間で引き合うもの… 親から子へ注がれるもの… 愛・真・美…
 そうした目には見えなくても、ある世界(これは私の世界観ですが)を、少しでも感じて、表現し、伝えられたら、と日々絵に向かっています。(岩田 隆)

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