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アートギャラリーコスモ作品展

 

岩田隆 日本画展(7月〜8月) 作品2



作品2 「立」(144cm×70cm 2008年)

作者の言葉   子どもが持つ未知の時間・・

娘が小学校に入学するという時期に描いたもの。
入学という節目に、子どもも成長していく。
自分の足で立って、前を向いて、
自分の道を歩んでほしいという願いから。

子どもは、未熟であり、成長の途上であり、
しかし、その一方で、無限の可能性を秘め、
どう成長していくか、どんな人生を歩んでいくのか、
未知であり、未来に向かって希望に満ちている。

その子どものこれからの可能性に秘められた
ものを時間に例えるなら、やはり、無限の時間
が蓄えられている、とも言えないか。

経験を蓄積していく大人に対して、
子どもは、未経験という純粋性を保っている。
真っ白なキャンバスが、何よりも美しいのと似ていて
純真無垢なものの輝きは、そこに見えないものを
感じ取ってしまうからかか、

否、感じ取れるもの以上に、“何も無い”ということが
如何に美しいか、潔いか、強いか、
ということを改めて諭してしまうからではないか。


バックに描いたのはイチジクの木。
毎年、葉をつけ、実をならす。
そして、葉は枯れて、幹だけとなり、冬を越す。
幹だけの状態と、純真無垢な子どもの姿が
重なる。

いろんなものを見て、いろいろと感じるのは、
見る側の勝手で、それは、その人の経験から
くるものだろうが、
子どもは、そういう枠に嵌らず、枠を超えて、
成長してほしい。そして、その可能性を
いつも持ち合わせているのだと思う。

作品1 作品2 作品3 作品4






 


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