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エネルギッシュな姿
からは72歳という年齢
を感じさせない
國松善次氏。







































司会を務める石塚勝己氏
(地域再生コーディネーター
養成講座事務局)

 

 國松善次氏(前滋賀県知事)講演会 開催されました

「地域の生き方名人を目指せ!」



「地域再生コーディネーター養成講座」の公開講座で10月31日(日)、前滋賀県知事・國松善次氏をお迎えして講演会が開催されました。

戦後の日本の目ざましい発展と向上は世界に誇れる成功例であるが、その反面、多くの問題が今浮上していること。医療や生活環境の向上で世界一の長寿国になったのはいいが、定年後の長い人生をどう生きるか、高齢者介護の問題など課題は山積している。

國松氏によれば、人生60年時代だったのが、今や人生90年時代に入り、その延長時間は1万1千日になるのだと。仕事をやりおえ、次に何をしたらよいか、という空白の時間である。しかも、体力は衰え、目標も役割もお金もなくなっていく時間で、その先にあるのは…。
こうした日本の現状は世界的にも類がなく、先進国の真似で発展してきた日本にとってはかなりの難問。行政の力にも頼れない、ではどうしたらよいか?

それは、地域の再生にあるのでは、という。
欲張らず、二人、三人からでいい。「絆」を再生していくこと。地域にある課題を選び、仲間をつくり、あらゆるもの(行政や施設や同じ課題に取り組む他の組織等)を使って、その課題にチャレンジしていくことだと。

そのエネルギーの源は情熱です。そしてかならずギブアップしそうになるが、そこが勝負どころ。その課題を自分の生きがいにすること。そして、地域の生き方名人になること、老いの生き方名人を目指すのはどうでしょうか。
という内容でした。



これを聞いていた私の感想を述べると、
「生き方名人」にふさわしい、國松氏のように感じました。知事を辞めてから、68歳で自動車免許を取り、東京マラソンにも出場し、7時間かけてフルマラソンを完走し、

そして、氏の話の中で、私がもっとも印象に残ったのは、
「人間の幸せって金を持つこと? 金を持ったまま死ねませんね。どんなに素晴らしい功績があっても、地位や名誉を得ても、“今”が惨(みじ)めなら、もっと惨めですから。過去がよければよいほど今を惨めに感じてしまう」というものです。

今をイキイキと生きていく姿を國松氏から受け取りました。(いわた)


会場の様子

 


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