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鈴鹿カルチャーステーションの
坂井和貴さん。


このコラムは、坂井さんが
個人的に書いているブログ
を 、本サイト管理者が、
勝手に拝借して掲載して
いるものです。

 

 文化と人類A    11月4日 2010

(1)タイトルとは余り関係ないかも知れないが、昨日「てっらこや一日体験」という企画がSCSであり、4人の子どもの参加者があった。朝一番は和太鼓塾、中島塾長風邪でダウン中の為、6年生の友輝が進めてくれた。

(2)引き続いて、岩田画伯によるアートスクール。弁天山公園に行き、秋空の下、写生大会が始まった。4人+スタッフの知美ちゃんがキャンパスに向かって描き出して暫くすると、近くで遊んでいた子たちが三々五々寄ってきた。

(3)何が面白いのか、人垣がどんどん増えていく。「何を描いてるんだ?」「木の紅葉だよ、これは。」「僕も描いてみたいなあ。」羨ましそうに覗きこむ子ども達。中には、足りない絵の具を他の子の所から運ぶ子やら、紅葉の色合いを観察する子やら、手伝いを始める子も出てきた。

(4)遊びに行っては、また暫くすると絵の出来具合を確かめに来たりと、何やら弁天山公園の子ども達の動きは、写生大会を起点に動き始めた。いったい何が、そんなに子ども達を惹き付けるんだろうか?

(5)描き手はと言うと、ギャラリーが周囲で様々な反応を見せても、気を散らすどころか益々集中して、ほぼ2時間で作品を創りあげてしまった。この集中力には岩田画伯も脱帽。いったい何が彼らを、そんなに本気にさせたのだろうか?

(6)お弁当を食べて、食後遊んでいると、公園の隣で大人たちの喧嘩が始まった。大きな声での罵り合いが続き、お互いの車を叩いたりし始めた。警察が寄って来て仲裁のようなことを始め騒ぎはさらに大きくなり、子ども達は今度はそれが気になるようで、あちこちでの遊びが中断し出した。

(7)友輝がやって来て、「何か凄いことになってるね。これじゃあ安心して遊んでられないや。」と言った。


(8)そんな訳で弁天山公園を退散し、街のはたけ公園に行き、先々月播いたホウレン草の収穫をしてSCSに帰ってきた。

(9)1時間ほど、頭の体操問題なんかで脳トレした後、鈴鹿短大のお姉さん達が紙芝居をやってくれるというので待っていた。その30分ほどの待ち時間、新しくやってきた3人の子ども達がいたが、一緒に遊びだし盛り上がっていた。子ども達の、この距離の縮まる速さはいったい何だろうか?

(10)4人の子どもたちは、自分の描き上げた作品とホウレン草と、何だかとっても上機嫌な気持ちをお土産に、それぞれ家路についた。彼ら一人ひとりにとって、昨日はどんな日だっただろうか?

感想を送る  scsoffice@scs-3.org

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