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今回のチラシ




















































































































































はたけで食べよう!母の日の巻
《循環共生パーティー主催 はたけ企画》!開催 《2015年5月10日》 




「街のはたけ公園」(鈴鹿市算所町)で

5月10日日曜日、今日は母の日、日本晴れ。絶好のはたけ日和となりました。
循環共生パーティ主催の「はたけで食べよう!」の開催です。
今回の企画は「トウモロコシの苗を植えてサラダ菜を採って食べよう!」。
さあ、どんなエピソードがあったかな?記者も全力で取材したので、最後までお付き合いください。思わぬ母の日のプレゼント(?)がみつかるかも…です。



この場所は「街のはたけ公園」と呼ばれ、地域の人たちがボランティア的に活動しています。来る度に施設が増えて、驚かされます。この日も、鉄パイプが立ち、黒い日よけネットが張られ、ブルーシートの上には大きな一枚板のテーブルがありました。切り株は里山から、天板は家具屋さんからもらい受けたものだそうです。今日のダイニングスペースが完成!

スタッフの大平さんが、会場を眺めながら、
「今日は申込みが60人くらいありますよ」と胸を弾ませています。
この企画が、じょじょに地域に浸透してきているようです。



三々五々、参加者がやってきて受付をします。



広場では子どもたちが帽子を飛ばしてもう遊びが始まっていました。
風に吹かれて天井が大きく舞い上がるので、それが面白そう。





お母さんたち同士はおしゃべりに無中。
開始時間の10時を既に回っていますが、何か始まりを待つ風でもなく、
親も子ももう何やら始まっているみたい。

●さあ、はじまり?



スタッフの大平さんから声がかかります。
「皆さん、こちらに集まって下さい。今日は……」と企画の紹介。



参加者もそれぞれの場所で…、 耳を傾けていましたか?

●落花生の種をまこう!



はたけに移動して、スタッフの北川さんがやり方を伝えます。
「皆さん、これ何ですか?」
「種」「ピーナツ」(子どもたちの声)
「みんなが食べてるよ」
「僕ピーナツ食べたことない」(子ども)
「・・・・」
落花生の中にあるピーナツです。これを今日は蒔くそうです。



「このピーナツを穴に二つずつ蒔いていきます。」そんな説明をしていると、
子どもから「食べたーい ! !」と大きな声…(みんな笑)
北川さんもやや戸惑い気味に…
「これを蒔いたらいっぱい出来るけど、今食べちゃうと どうなる?
 一つ蒔いてどんどん大きくしたいよね」と答えます。
食べたかったキミ!納得出来た?



さあ、実行です。みんな種蒔きに殺到!でも、その前に穴を開けないと…



その穴開け作業を先行する子がいます。



次にやわらかい土を入れて、



そこに種を二つずついれていきます。




最後にもう一度柔らかい土を被せて完了です。
お母さんもこの日は“はたけ女子”になって、
小さい子がやった後をしっかりとフォローしていました。





●トウモロコシの苗植え♪



続いて、トウモロコシの苗植え。



こちらも最初に穴を開けます。



その穴にホースで水をあげていきます。
この水やりをみんなやりたくて仕方ありません。ホースを交代で持ちました。
水遊びといってもいいかも。

おいおい、それ水のかけ過ぎなんじゃないの? 
(記者からは)そんなふうに見えることも、ここのスタッフは、怒ったり注意したりしません。

北川さんから「苗を植えた後は水をかけないでね。根の周りの土が水で流れちゃうから」
そんな話もあったのですが、子どもの方はお構いなしです。

だからと言って、「ダメダメ」「こうして!」とか、そんな声は一切ないんです。
苗は別のスタッフが後から丁寧に土をかけていました。

子どもたちは土に触れたり、水で遊んだり、はたけを思う存分楽しむだけ。



トウモロコシの苗植えは、長ーい根っこを上手に入れるのがちょっと難しそう。



上から土を押さえて…



一畝分、2列植えました。7月には大きくなっているそうです。

●サラダ菜をとって食べよう!



今度は、はたけに生えているサラダ菜の収穫で〜す。
収穫は、テンションが上がるようで、はたけの中にどんどん入っていきます。






あっとい間にコンテナいっぱいに。
これは今日のお昼ごはんに一緒に食べるそうです。



●サラダ菜の味は?



持ち帰ったサラダ菜を参加者のお母さんたちが丁寧に水洗いしています。



早速、男の子が、そのまま丸めて口の中に。
どう味は?と聞いてみると、「うまーい」といってむしゃむしゃと食べてしまいました。
これが “はたけのチカラ” でしょうかね。


●さあ、お昼だよ?



それぞれ持ってきた“マイ食器”に、ご飯とカレーをよそってもらいます。



そして、さきほど収穫したサラダ菜を盛り付けて、



今度はマヨネーズで!



ブルーシートに出来たダイニングスペースで、お昼ご飯。
あー、うまそう!(と、記者も撮影を止めて食事タイム)



サラダ菜を皆さんたくさん召し上がっていました。


●二人に誘われて?



「やあ、君たち、前回の里山の時も来てたね?」
と記者が声をかけると、
「おじさん、虫を捕まえに行こうよ〜」「来て!来て!一緒に探してよ〜」
という訳で、しばらく、この二人の子に捕まってしまい記者も虫探しに行くことに。
(虫だけに無視できなくて、無心で探しました。虫が良すぎやしませんか?m(_ _)m)

あちこち探して、アリとダンゴムシを見つけ、しばらくそこで遊んでから、
「ねえ今度はカエル探そう!」と言うので、また一緒に。

なんか、自分(記者)がこの子たちの保護者のような気になり、
ほったらかせておくのも、何かあったら危ないかなーと
しばらく付き合いました。



はたけの一角に、何やらコックを発見!
何だろう?とひねってみると水が出ます。
「水は大切だからあまり出さないでね」と声をかけて、
ここで遊んでいるんだったら、まあ、目を離しても大丈夫だろうと、
記者は、お母さんたちの取材に行くことにしました。
「じゃあ、おじさん、もう行くからね。バイバイ!」
と声をかけて別れました。

きっと、お母さんは、この子たちのことを心配しているんじゃないかと、
広場に戻りました。
お母さんたちは話に無中です。
「子どもたちはこの裏の方で遊んでいますから。ご心配なく」
一応声をかけておきました。
「あ、そうですか。ありがとうございます。」
とだけ応えて、また話の続きに。
え、何も心配している様子がない。記者の取り越し苦労?

ふと、広場を見渡すと、それぞれ、お母さんたちが、
島をつくって、話に花を咲かせています。

あー、のどかな光景。
子どもは、子どもどうしで、親の目の届かないところで自由に遊び回っている。

 

こんなふうに、親も子も安心して過ごせる空間だったんですね。ここは。
改めて、そう感じました。

公園で遊ばせていても、危険がないか、他の子に迷惑をかけないか、
そんな気持ちが働いたりして、結構、目が離せないものです。
親も子も自由にのびのびと過ごせる場は、意外と少ないのかもしれません。

街にポカーンと空いた無重力の広場、そんなふうに見えてきた今回でした。
お母さんたちも、きっと、子どもの重力から一時解放されて過ごせていたんでは
ないでしょうか?
(もしか、そのステキな時間が子どもからの“母の日のプレゼント”だった、
 などと、記者は勝手に思うのでした)



帰り際、あのコックの場所を通ると、なんとまあ、池になっていました。
もう長靴の中も水が入ってびしょ濡れです。
でも、誰にも怒られたりしないよねー!
もちろん、子どもにとっても無重力空間だね!

(写真・記事:いわた)   記事続編→→「耕作放棄地だったが え!子育て放棄ち?」    

次回は、5月24日(日)10:00〜13:00頃解散 「すずかの里山」です!

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