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「三重しぜん文化祭inすずか」
NPO鈴鹿循環共生パーテイが参加
 《3月24-25日》
               



3月24、25日の土日に鈴鹿市文化会館で開催された「三重しぜん文化祭inすずか」の催しにNPO鈴鹿循環共生パーティが出展した。春休み中の子どもたちでにぎわったそうだ。その様子を宮地昌幸さんのブログの記事で紹介する。


興味本位に‥‥

NPO鈴鹿循環共生パーテイという名で展示コーナーを出した。
名前だけからは、なにをしている人たちか分からない。

里山が好きで、荒れた雑木林に下刈りをし、”里山の小径 プロジェクトとか言いながら、子どもたちの遊びの場をつくって いる男がいる。
何のきっかけか知らないけど、ダンボールコンポストなるもの が面白いと、仲間を募っているおっさんがいる。(これは、ぼく)
この寄合いの世話役は片山弘子さん。鈴鹿市の環境審議会の 委員さんだ。肩書きというより、そういうテーマについつい 向き合ってしまうようだ。
 
ついこの間まで、「環境には関心あるけど、子どもには 関心ない」と言っていた青年が、”里山体験ジグゾーパズル”を つくって、会場で子どもたちがそれに熱中しているのを見守って
いる。
里山体験をしたいというお母さんに、「”てっらこや”という 子ども企画が一年と通じてありますよ」と案内している。

子どもって、面白い。
会場にはいろいろ、子どもの関心をそそるような遊びや企画が 用意されているけど、そななかで、いったん、ジグゾーパズルを やりはじめると、その世界に簡単に入り込むらしい。



バラバラになった、たくさんの小片を見ただけうんざりするのと、 それを一枚の絵にしてやろうと、それにとりつく、子どもの こころ・・・どんなんだろう?



はじめは,遅々として進まない。お母さんはやきもき。
そのうち、なにか発見したかのようにパズルが解けていく。
お母さんも引き込まれている感じ。



「やったー!」
それだけのことかもしれないが、子どもにとって、この時間は
なにものにも代えがたいものじゃないかな。

孫二人が、隣のコーナーで伊勢型紙の手法で栞づくりに はまっていた。



会場を回ってみた。
「蜘蛛には、いくつ目があるだろう」と子どもに聞いている、 子どものようなおじさん。

蝶の観察が好きらしい。
三重県で蝶の種類がどんどん減っていると憂いていた。
里山が荒れていて、その蝶が吸いたい花が消えていくためらしい。
説明してくれるおじさんの目が輝いている。
 
 

鈴鹿川の魚たちの観察をしている高校生。
水槽で実際の魚を見せてくれて、説明してくれた。
「ゴクラクハゼってあるけど、どこにいる?」
「ああ、この石の下です。愛嬌あるんです」
ほんの、何センチかの大きさ。アンコウのようなかたち。
「こういう観察、もう2年ぐらい続けてます」



鈴鹿循環共生パーテイの展示をほとんど作った青年が言った。
「こだわりの人たちの集まりですよ」
 ”こだわり”といったら、なにか他を入れない固い感じも するけど、一人ひとり、その人の興味にそって、楽しんでいる というのはどうか?

それに”本位”とつけたらどうなるかな。
遊びはもちろん、暮らしにしても、仕事にしても、人との つきあいにしても、”興味本位”になっていったら・・・
そんなことで、この世の中、生きていけないかどうか。
はなから、あきらめてはもったいないかんじも・・
(宮地昌幸)→ブログはこちら





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