フランス映画のエッセンスを通して、フランスの歴史や文化に触れるカルチャーカフェ。
笑いや悲しみ、愛と憎しみなどをテーマに映画の意図を探る楽しい一時。
講師の大嶋優さん(関西学院大学フランス語講師)のトークで、フランスがますます身近になり、興味が尽きません。
他国を知れば自国が見え、歴史を知れば、今という時代も見えてくるような…。
月に一度、 土曜の午後を知的に優雅に過ごしてみませんか?
これまでのラインナップ
第1回『ヴェルサンジェトリクス』『ジャンヌ・ダルク』『王は踊る』 第2回『フランス革命』前編 第3回『フランス革命』後編
第4回『さよなら子供たち』 第5回『パリ空港の人々』
第6回『髪結いの亭主』 第7回『トリコロール/赤の愛』
第8回『憎しみ』 第9回『ミッション・クレオパトラ』 第10回『ギャルソン!』 第11回『8人の女たち』
第12回「ルパン』 第13回『マルセルの夏』
第14回『カミーユ・クローデル』 第15回『ココ・アヴァン・シャネル』
第16回『太陽がいっぱい』 第17回『潜水服は蝶の夢を見る』 第18回『勝手にしやがれ』
次回の予定
2012年9月8日(土)午後2:00〜4:30
映画『グラン・ブルー』(1988年、監督リュック・ベッソン)
ネオ・ヌーヴェル・ヴァーグ
1980年代後半から1990年代前半にかけ、ヌーヴェル・ヴァーグの饒舌な映画とは対照的に、新しい感覚の映画が登場しました。
ジャン・ジャック・ベネックス、レオス・カラックス、リュック・ベッソンの映画です。
鮮烈な色彩、音楽をバックに、地下鉄構内の生活者、女殺し屋、ダイバー、ライオン使い、パラノイア、ホームレスといった異端者たちの世界が映し出されています。
『サブウェイ』『ニキータ』『グラン・ブルー』『ロザリンとライオン』『ベティ・ブルー』『ポン・ヌフの恋人』など、アクションと繊細な人物描写は若者の共感を呼びました。
今回はリュック・ベッソン監督の『グラン・ブルー』(1988年)を取り上げます。