大嶋優さんは、大のフランス好き!フランスの出版社に勤め翻訳の仕事もしていたフランス通です。
フランス映画が大好きで話し出すと止まりません。現在は大学でフランス語講師をしています。
その大嶋さんを囲んで、月に一回、大嶋さんのお薦め映画を通してフランスの文化や芸術・言語に触れて親しんでいただく、講座を開催しています。いよいよ再開します。
土曜の午後の一時をカフェでフランス文化のエスプリを味わってみませんか。
10月12日(土)から再開します。
(毎月第2土曜日開催)
映画解説『リラの門』
パトリス・ルコント監督の『仕立て屋の恋』(1989年)を予定していましたが、今回、たまたまブラッサンスの歌を聞く機会があり、急遽、ルネ・クレール監督の名作『リラの門』(1957年)をとりあげることにしました。
思い出してください。『8人の女たち』でダニエル・ダリューがトリを務め、ブラッサンスの「幸せな愛はない」を歌っていましたね。『勝手にしやがれ』では冒頭シーンでラジオから同じ曲が流れていました。そう、『リラの門』では野暮だが優しい友人思いのギタリストとして、ブラッサンスが出演しています。口髭をはやして!
さて、タイトルの『リラの門』は原作の直訳ですが、なぜ『リラの門』なのでしょう?
昔の映画のセリフはよかった。各人物が吐く言葉には詩がありました。それに比べ、現在の映画は……??? ノスタルジー、あ!私も歳をとりました。
会 場 鈴鹿カルチャーステーション
参加費 1000円(ドリンク付)
参加申込み 前日までに鈴鹿カルチャーステーションまで、電話かメールでお知らせ下さい。
TEL 059−389−6603 メール scsoffice@scs-3.org
主催 キネマ倶楽部(窓口・吉田順一)
▼これまでの大嶋さんの講座と取り上げた映画レビューです。
第4回フランス・デー(5月11日)「ヌーベルバーグの先駆け映画」(第26回)
「愛するが故の殺人は許される?」(第26回)
第3回フランスデー 未公開(4月13日)(第25回)
第2回フランス・デー(第24回)「あなたの会話は通じてますか?」
第1回フランス・デー開催(第23回)
第22回 「あなたの原風景は?」
第22回 「ジャコメッティの言葉“芸術より人生を”」
以下1回〜21回まで
第1回『フランスの歴史を映画で知る』 第2回『フランス革命』前編 第3回『フランス革命』後編
第4回『ユダヤ人とは、ユダヤ教とは、その歴史』 第5回『国境に落ちてしまった人たち』
第6回『二人だけの愛の世界』
第7回『純真さに触れて人生が蘇える』
第8回『若者のやり場のない辛さ』 第9回『フランスコメディを心底笑えましたか?』第10回『イヴ・モンタンの魅力に迫る』 第11回『大女優たちを歌って躍らせた若き監督』
第12回「裏切り、復讐、泥棒、その根底にあるものは?』
第13回『父権主義への回帰?』 第14回『>“激情の女性”天才彫刻家の半生』 第15回『“シャネル”の知られざる人生』
第16回『『太陽がいっぱい』―トムの性格とは?』 第17回『"ロックト・イン"意識が閉じ込められたら』
第18回『現代ニッポン社会へ風穴を開ける?』 第19回『感性に訴えかける『グラン・ブルー』の世界』
第20回『教師と生徒、その間にある壁』 第21回『人と人の、融和へのドラマ』